コロナ禍で家で過ごす時間が多くなった今、
部屋の中にお気に入りの器、
そして、それに入れる可憐で美しい野の一花、
故郷を思わせる素朴な一花があると、
自然と心優しく穏やかな時間が過ごせる様に思います。
料理と器の取り合わせが大切である様に、
花と器の取り合わせもまた然り。
手にした一輪の花を、どの器に入れようか…
花の声、器の声に耳を傾けながら考える時間もまた楽しいものです。
横川志歩 先生
東京都生まれ。
2005(平成17)年より花人・川瀬敏郎氏に師事。
以来、全国各地にて「なげいれ 花の教室」を開講し、花を通じて日本の美と心を伝えている。
花:竜脳菊、青葛藤
器:粽掛花入



花:野紺菊、野路菊、竜脳菊、白花杜鵑草、秋の麒麟草、丁字草、桜蓼、水引
器:小花籃(飯塚琅玕斎)



花:桔梗、竜胆、丁子草、山査子
器:斑唐津壺(桃山時代)
