
三典浄味のやつれ風炉です。底部に痛みがありますが、名残り(10月)の極侘びですので、風情として捉える事もできます。
- 作者
- 京都名越家4代 名越三典
生年不詳~1722(享保7)年
- 重量
- 9,500g
- 径
- 45.0×39.3cm
- 口径
- 28.5×28.2cm
- 高さ
- 26.8cm
- 次第
- 時代箱
13代 大西浄長 識札
京都名越家4代 名越三典 生年不詳~1722(享保7)年
4代名越三典は名を昌晴、通称を弥右衛門、号を浄味といいます。
「三典浄味」や「足切浄味」と称されました。
表千家6代覚々斎宗左の好み釜を造り、
享保年間(1716~36)以後は門下の下間庄兵衛が代作を務めたとされます。
京都・寂光寺の梵鐘、遠州好みの唐銅色紙風炉等があります。