けやきの並木道「赤坂けやき通り」にはお洒落なショップが立ち並び、
緑に囲まれた閑静な高級住宅が広がる。
この国体道路「赤坂2丁目」交差点を赤坂方面に入った場所に「万 yorozu」さんは構える。
扉を開けると香ばしく、心地良い茶の香りに包まれる。
炉を中心に配し、周囲にカウンターが広がる研ぎ澄まされた室礼の茶酒房。
店主・徳淵卓さんの一期一会のおもてなしを楽しむ為に訪れる文化人も多い。
日々の喧騒を忘れさせてくれる、まさに異空間だ。
徳淵さんは武者小路千家(官休庵)に身を置く、Tea Masterであり、
茶葉の生産園に自ら足を運んで研鑽を怠らず、僅かな妥協も許さない。
海外に日本茶文化を発信するイベント等、活躍の場を広げ、新しい茶の愉しみ方を提案する。
古染付鼎文煎茶碗(明時代末期)
季節に応じた、こだわりのお菓子
ごく低温の湯で抽出し、
茶葉の旨味を最大限に引き出す。
黒田泰蔵氏の白磁に究極の一煎
「婦人画報」の表紙も飾る。
「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」とコラボした「星野村抹茶のジェラート金印最中」
名物の「棗バター」
玉露のお浸しも絶品
高島野十郎を連想させるような暗闇の中で燃え上がる蝋燭の炎
蕗の薹の主菓子
矢野直人氏の彫唐津茶碗で一服
湯を汲み、茶を淹れる。
日本人としての在り方。
忙しい現代人が忘れたものが、ここにはある。
〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂2-3-32
万 yorozu
営業時間 / 一階[ 万 ]正午より午前零時、二階[ 分室 ]正午より午前零時 ※予約制
定休日 / 日曜日
TEL 092-724-7880
http://www.yorozu-tea.jp(外部リンク)