宮崎寒雉
Kanchi Miyazaki
宮崎寒雉
初代 宮崎寒雉 1633(寛永10)年~1712(正徳2)年
初代宮崎寒雉は能登国(現:石川県)中居村に生まれました。
名を義一、通称を彦九郎、号を一草庵・徳翁といいます。
上洛して2代大西浄清に師事し、後に裏千家4代仙叟宗室の推挙により、
加賀藩3代藩主・前田利常の御用釜師となって金沢に住しました。
作風は薄造りで砂肌が多く、蓋は焼き抜きで薄いです。
柏葉釜、鉈釜、乙御前釜、霰釜、段々釜、大講堂釜、責紐釜、茶飯釜等があり、
侘びた趣の名品を多く残しました。
2代 宮崎寒雉 生年不詳~1728(享保13)年
2代宮崎寒雉は辻与次郎の孫で初代宮崎寒雉の養子となりました。
名を尚義、通称を彦九郎、号を寒雉といいます。
3代 宮崎寒雉 生年不詳~1773(安永2)年
3代宮崎寒雉は2代宮崎寒雉の子として生まれました。
名を尚申、通称を彦九郎、号を寒雉といいます。
前田家の銭方となり、俗称を「銭屋寒雉」といいます。
4代 宮崎寒雉 生年不詳~1775(安永4)年
5代 宮崎寒雉 生年不詳~1796(寛政8)年
6代 宮崎寒雉 生年不詳~1799(寛政11)年
7代 宮崎寒雉 生年不詳~1799(寛政11)年
8代 宮崎寒雉 生年不詳~1803(享和3)年
9代 宮崎寒雉 生年不詳~1849(嘉永2)年
10代 宮崎寒雉 生年不詳~1858(安政4)年
11代 宮崎寒雉 生年不詳~1915(大正4)年
12代 宮崎寒雉 生年不詳~1964(昭和39)年
13代 宮崎寒雉 1915(大正4)年~1994(平成6)年
14代 宮崎寒雉 1940(昭和15)年生
14代宮崎寒雉は石川県に生まれました。
号を幽斎といいます。
1994(平成6)年、14代宮崎寒雉を襲名しました。
2008(平成20)年、茶道文化振興賞を受賞しました。
2014(平成26)年、金沢市文化賞を受賞しました。
初代宮崎寒雉の作風を受け継ぎながら、独自の作風を展開しています。
15代 宮崎寒雉 1969(昭和44)年生
15代宮崎寒雉は14代宮崎寒雉の子として石川県に生まれました。
1994(平成6)年、14代宮崎寒雉に師事しました。
2021(令和3)年、15代宮崎寒雉を襲名しました。