Private Viewing特別内覧
端正な算盤玉形を呈した典雅な趣を宿す三島唐津です。柔らかな灰褐色の地に白象嵌の精緻な連続文様が巡り、規則性の中に手技の温もりがほのかに息づいています。朝鮮半島の技法を基調としながら、和様化によって穏やかな表情へと昇華された点に特徴があり、その静かな佇まいには品格と魅力が示されています。塗蓋を誂えて水指として伝世されてきた様子が窺えます。
- 時代
- 江戸時代
17世紀前半
- 重量
- 1375g
- 横幅
- 17.4cm
- 口径
- 9.6cm
- 高さ
- 15.0cm
- 底径
- 8.0cm
- 次第
- 塗蓋
仕覆
時代箱(杉箱)
- 状態
- ・おおむね良好な状態を保っております
- 入
- ・口縁に入が1本あります(画像参照)
- 銀直し
- ・口縁に銀直しが1箇所あります(画像参照)
・高台に銀直しが8箇所あります(画像参照)
三島唐津
三島唐津とは白象嵌で文様を表現した朝鮮陶磁の三島手と同意匠の唐津焼です。
素地が生乾きの軟らかい間に陰刻や印花で文様を施して白土を埋め込みます。
鉄分を多く含んだ赤土に表現された白象嵌は釉薬を通して雅味が感じられ、
慎ましいながらに華やいだ静かなる品格を備えています。
朝鮮からの渡来陶工により伝承された技法であり、
江戸時代に流行したと考えられます。
南武雄系古唐津が主要な窯場として知られています。













