シルクロード文化との融合を象徴する唐時代の海獣葡萄鏡です。高度な鋳造技術によって、内区には伏獣鈕の周囲に狻猊(獅子の異名)と葡萄唐草文が配され、外区には飛禽や蜻蛉などが精緻に点綴されています。
- 時代
- 唐時代
7 - 9世紀
- 重量
- 408g
- 径
- 11.2cm
- 縁厚
- 1.3cm
- 次第
- 支那箱
- 状態
- 縁にわずかな共直しがあります
部分的にコーティングが施されておりますが、割れや気になる欠損などもなく、良好な状態を保っています。
海獣葡萄鏡
海獣葡萄鏡とは唐時代を代表する国際色豊かな銅鏡です。
鏡背には海獣(海外の獣を意味する獅子)と、
多産や豊穣を象徴する西方起源の葡萄唐草文が精緻に表されています。
日本には飛鳥から奈良時代に数多くがもたらされ、
正倉院をはじめ、法隆寺五重塔、高松塚古墳などからも出土例が確認されています。
その影響は国内制作にも及び、唐鏡を範とした仿製鏡も盛んに鋳造されました。










