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 天平堂

バカラ

Baccarat

バカラ

バカラはフランスのクリスタル・ラグジュアリーブランドです。
1764年にフランス王・ルイ15世によって、
ロレーヌ地方のバカラ村にガラス工場設立が許可され、
1816年に初めてクリスタルガラスを製造しました。
1860年、「バカラ」として正式に商標登録されました。
バカラの職人達はブランドの誇りを持って完璧さを追求し、
その類まれな才能と情熱で人々の憧れの対象へと変容させてきました。
職人がクリスタルの性質を自由に操れるようになるには約15年とされており、
バカラは「M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)」を受章した職人を50人以上も輩出し、
各国王室からの需要もあります。
一つのグラスといえども多くの専門職人による技術と製造時間が費やされています。
バカラのグラスは「フルレッドクリスタル」という素材によるもので厳しい品質基準が設けられ、
弾いた時の音色が素晴らしく、色は限りなく透明に近いです。
3~4割は製品にならずに破棄される事から基本的にアウトレットは存在しません。
世界中のセレブリティを魅了する深く純粋な輝きと煌めき、
バカラと共に過ごす時間と空間は五感を目覚めさせてくれます。


春海バカラ

バカラと日本との関わりの歴史は、
1901(明治34)年に時計と宝石を取り扱っていた大店の主人・安田源三郎が欧州土産として、
親戚筋にあたる春海商店3代春海藤次郎にバカラのクリスタルを贈った事に始まります。
藤次郎は卓越したカットと絢爛な金彩に魅せられ、
1904(明治37)年頃からバカラ製品の輸入を始めて多くの茶人に提供しますが、
当時の輸入価格の目安としては大鉢一つで家一軒分にあたる数千万円という破格の価格でした。
三井や住友といった関西の歴々たる財閥を顧客に抱える春海商店にとっても、
簡単に捌きやすい商品ではなく、
広い洋間に合うようにデザインされていたバカラ製品は日本の狭い茶室や座敷にはそぐわず、
自身が茶道具や懐石道具をデザインして「春海好み」として特別注文するようになりました。
漆椀を手本にした金縁千筋紋の汁碗や飯碗、陶器を模した徳利や杯、
中国古陶磁の角鉢をもとにした金縁霰切子枡鉢等、
茶人ならではの発想で注文されている様子が窺えます。
国内で群を抜く資本力を備えていた春海商店とはいえ、
遠く離れた異国へ向けて特別注文する事を断行した勇気と先見性には驚嘆すべきものがあります。
春海商店の美意識を上質な鉛クリスタルガラスで見事に表現した、
バカラ職人達の洗練された腕や完成度の高いデザインは現在も多くの人々を魅了し続けており、
「昭和」、「平成」、「令和」とバカラ社で春海好みの作品が復刻されています。


バカラの作品の販売・買取しています

福岡市博多区に実店舗を構え、バカラの作品の販売と買取を行っております。
長年培ってきたキャリアと豊富な取引経験を活かし、
お客様目線に立った最善のご提案をお約束させて頂きます。
ご満足頂けます事を第一として、
最後まで誠心誠意、責任を持って承らせて頂きます。