LOADING

 天平堂
瓢花籠に

瓢花籠に

2021年5月17日

花:薊、菖蒲、羅生門葛、下野草
器:瓢花籠(大森竹友斎)

茶の湯の籠には当季らしい爽やかな花を。
撮影時、端午の節句が近かった事もあり、菖蒲を主に野の花を取り合わせてみました。

横川志歩 先生
Shiho Yokokawa

<Profile>
東京都生まれ。
2005(平成17)年より花人・川瀬敏郎先生に師事。
全国各地で「なげいれ 花の教室」を開講。
https://nageire.jimdofree.com/(外部リンク)

瓢花籠に(大森竹友斎)-1

瓢花籠に(大森竹友斎)-2

瓢花籠に(大森竹友斎)-3

瓢箪は家の中の気の巡りを活性化させ、
悪い気を吸収して弱めてくれる「化殺」の効果があるとされています。
古来より縁起物とされ、除災招福のお守りや魔除けとして広く用いられてきました。
三つ揃って「三拍(瓢)子」、六つ揃って「無病(六瓢)息災」とされ、
蔓が伸びて多くの実を付ける事から「子孫繁栄」という意味も持っています。
瓢の花籠を室礼に用いる事で運気を昇華させ、豊かさを招き入れてくれる気がします。
このような時世であるからこそ、より前向きに進んで行きたいです。

天平堂 今林崇
Takashi Imabayashi

※不定期コラムの為、花の時期が一致しない事もあります。


Photography
江藤徹 先生
Akira Eto

<Profile>
福岡県生まれ。
1997(平成9)年、カリフォルニア・インターナショナル・ユニバーシティー卒業。
福岡ソフトバンクホークス、ホテルオークラ福岡、西鉄グループのオフィシャルカメラマン。