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 天平堂
絵唐津湯呑茶碗(五客揃 / 西岡小十)-1

絵唐津湯呑茶碗(五客揃 / 西岡小十)

御売却済

日常の一服を豊かにし、食事の締めくくりを静かに整える湯呑茶碗です。素朴な温かみの中に凛とした造形美が息づき、料理と器を振り返りながら茶を手に談笑するひとときを、やわらかく包み込みます。使い手の時間に寄り添うという明確な目的意識が結実した作品です。

商品コード
260301-1
作者
西岡小十
1917(大正6)年 – 2006(平成18)年
重量
約 173g(1客あたり)
口径
約 7.0cm
高さ
約 8.9cm
底径
約 3.7cm
次第
共箱
状態
・完品
・良好な状態を保っております

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西岡小十 1917(大正6)年 – 2006(平成18)年

西岡小十は佐賀県唐津市に生まれました。
本名を悟といいます。
唐津中学から高校を経て、関西大学を卒業後、商社に就職しましたが、
兵役により満州で野砲部隊に従軍しました。
終戦後は生命保険会社に勤めた後、故郷の唐津へと帰郷します。
ある日、焼物を愛する友人に誘われて訪れた帆柱窯で、
斑唐津の陶片に出会い、その美しさに心を奪われました。
これが古唐津との運命的な邂逅でした。
1953(昭和28)年頃より生活の糧を得る為、唐津古窯跡の発掘を始めます。
掘り出した陶片を骨董商に持ち込み、良いものは高く売れるという切実な経験の中で、
自然と審美眼が磨かれていきました。
1960(昭和35)年に小山冨士夫と出会い、
1971(昭和46)年には小山の指導を受け、衣干山に「小次郎窯」を築窯しました。
築窯、粘土採集、制作、窯焚きに心血を注ぐ中で、大病を患い手術を受けますが、
1975(昭和50)年に初個展を開催しました。
1976(昭和51)年には荒川豊蔵、
1980(昭和55)年には藤原啓が来窯しました。
1981(昭和56)年、「絵斑唐津」の復元に成功し、荒川豊蔵の命名による「小十窯」を開窯しました。
1983(昭和58)年、「梅花皮唐津」の復元に成功しました。
1999(平成11)年、石川県能美市辰之口町に加賀唐津「辰之口窯」を開窯し、活動の幅を更に広げました。
古陶器に対する周到な研究と、それに裏打ちされた確かな技術力は、
世界的な陶磁研究家・小山冨士夫をして「唐津焼を知り尽くしている古唐津の神様」と言わしめ、
荒川豊蔵からも「唐津を熟知している西岡には何も言う事がない」と最大級の賛辞を受けました。
名誉や称号に囚われる事なく、ただひたすらに古唐津の再興に身を捧げたその姿勢は、
近代唐津焼の第一人者として、不動の地位を確立しています。