寛文年間(1661-73)を中心に焼成された初期色絵を代表作する優品です。染付を用いない素地に、濃艶な色絵のみで構成されている点に特色があり、見込みの八角窓内には雁や草花文、縁には八方割の区画に草花文と宝尽文が交互に配されています。類似品が栗田美術館、今右衛門古陶磁美術館、大倉集古館、メトロポリタン美術館を始めとし、国内外の各美術館に収蔵されています。
⇒ 今右衛門古陶磁美術館
⇒ 栗田美術館
⇒ 大倉集古館
⇒ メトロポリタン美術館
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- 商品コード
- 251213-9
- 時代
- 江戸時代
17世紀後半
- 重量
- 1,190g
- 口径
- 31.6cm
- 高さ
- 6.0cm
- 底径
- 14.8cm
- 次第
- 桐箱
- 来歴
- 「ヨーロッパ秘蔵 17~18世紀 古伊万里・柿右衛門 東洋古美術展」、No7、所載品
- 状態
- 口縁に小ホツが1箇所あります
裏面に窯傷(付着跡)が2箇所あります

初期色絵
初期色絵とは寛文年間(1661-73)を中心に焼成された最初期の輸出向け色絵磁器です。
古九谷様式と柿右衛門様式の間を橋渡しする過渡期の作品群として位置付けられ、
中でも柿右衛門様式に近い作風のものは「初期柿右衛門」とも称されています。
現存品の多くは、V.O.C(オランダ東インド会社)を通じて、欧州や東南アジアへ渡ったもので、
後世の輸出古伊万里と比べると輸出総数は極めて少量です。
この時期の色絵は中国・明時代の色絵磁器に強い影響を受けており、
中国磁器の模倣から始まった有田磁器は輸出の展開と共に次第に和様化し、
独自の美意識を確立していきました。














