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 天平堂
古九谷色絵梅鶯文八角皿(江戸時代)-1

Special Preview先行紹介

古九谷色絵梅鶯文八角皿(江戸時代)

御売却済

緑彩を基調とした濃艶な彩色に魅了される色絵古九谷の名品です。八角の器面に広がる梅の古木は枝を大きく張り、春の気配を孕んでいます。その枝先に佇む一羽の鶯は、静けさの中に生命の鼓動を宿し、背景に浮かぶ月が、時の流れと絵画的な奥行きを添えています。土門拳が好んだ古九谷としても知られ、彼のレンズが捉えたように、この作品には単なる美しさを超越した「語りかける力」を感じ取る事ができます。

商品コード
251007-2
時代
江戸時代
17世紀中期
重量
418g
口径
19.6cm
高さ
2.8cm
底径
12.1cm
次第
桐箱(張込箱)
状態
完品

洗練された造形、美しい彩色、秀抜な焼き上がりと一級品の条件を満たしています。

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肥前磁器


古九谷様式

古九谷様式とは江戸前期に肥前有田で焼成された伊万里焼の様式です。
1640~50年代になると染付を中心とした伊万里焼に色絵技法が導入され、
この目覚しい技術革新で初期伊万里が新たに発展した「古九谷様式」へと変貌を遂げました。
中国陶磁の模倣に始まった色絵磁器が日本独自の展開を見せ、
晴れやかな宴席の器として、茶人好みの作品や懐石道具も多く造られました。
絵付けが格段に良くなった作品も見られ、絵師の参加も窺えます。
在銘作品も飛躍的に増え、「角福」、「誉」等の様々な銘款が用いられました。
皿類の高台幅が広くなった事から焼成中に高台内の底部が垂れるのを防ぐ為、
磁胎と同じ材質で作られた「針」という円錐状の支えを付ける手法が普及します。
初期伊万里は高台が小さい為に針(目跡)を使用した例は大皿を除いて少ないです。
色絵古九谷は堂々とした雄渾な力強さが感じられ、
独特のデザイン様式や油彩を思わせる濃厚な配色が用いられている事から、
加賀(石川県)で焼成されたという「加賀説」が長く信じられてきましたが、
有田古窯跡から古九谷様式と一致する多数の色絵素地や色絵陶片が出土し、
肥前(佐賀県)有田で焼成されたと考えられる「肥前説」が通説に至っています。
17世紀中期における肥前陶工達の血の滲むような努力により、
世界最高品質を誇る景徳鎮磁器を視野に捉えました。

https://tenpyodo.com/dictionary/old-kutani/