深いオリーブグリーンの翠色を湛える天龍寺青磁の名品です。見込みに咲く牡丹は富貴の象徴であり、青磁と至高の調和を成しています。荘厳な唐物として、古来より多くの人々を魅了し、格式ある場において賞翫されてきました。日本人の美意識と中国陶磁への憧憬を物語るミュージアムピースであり、龍泉窯青磁に焦点を当てた展覧会「日本人の愛した中国陶磁 龍泉窯青磁展」の出陳作品です。
お問い合わせ
- 商品コード
- 250402-4
- 時代
- 明時代
15世紀
- 重量
- 2,720g
- 口径
- 34.7cm
- 高さ
- 7.1cm
- 底径
- 16.3cm
- 次第
- 桐箱
- 来歴
- 「日本人の愛した中国陶磁 龍泉窯青磁展」、愛知県陶磁資料館、山口県立萩美術館・浦上記念館、P94、No111、所載品
- 状態
- 完品
口縁にノミホツがあります

天龍寺青磁
天龍寺青磁とは元時代末期から明時代初期に龍泉窯で焼成された青磁です。
名称の由来は南北朝時代に天龍寺造営を名目とする貿易船「天龍寺船」によって、
この種の青磁が大量に舶載された事や、
夢窓疎石が天龍寺に伝えた浮牡丹手の香炉からという説があります。
龍泉窯における青磁も元時代には総体に大きくなり、
失透性の緑色を帯びた釉薬が厚く施されているのが特徴です。
砧青磁は無文様を基調としていましたが、天龍寺青磁は加飾を求める一般の風潮を受け、
劃花や印花の施された物が大量生産されました。
鉄斑文を釉面上に飛ばした「飛青磁」も天龍寺青磁を特徴付ける加飾法です。















