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 天平堂
天啓赤絵山水人物文皿(明時代末期)-y1

天啓赤絵山水人物文小皿(明時代末期)

御売却済

赤衣を纏った高士が優雅にティータイムを楽しむ情景を描いた天啓赤絵です。山水文は中国の士大夫が好み、世を捨てて理想世界に生きようとする隠逸の願いが込められています。やや厚手の造形で、高度な技術が隅々にまで感じ取れます。「天啓年製」という年号銘が記された希少作です。

商品コード
241007-11
時代
明時代末期
17世紀前半
重量
268g
口径
16.4cm
高さ
3.6cm
底径
9.7cm
次第
桐箱
状態
完品(縁に虫喰があります)

地肌、発色、焼き上がりも理想的で、素晴らしい状態を保っています。

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明時代


天啓赤絵

天啓赤絵とは明時代末期の天啓年間(1621~27)を中心に景徳鎮民窯で焼成された色絵です。
下地の染付に合わせて赤、緑、黄、黒等の色彩を焼き加えており、
洒脱で味わい深い自由奔放な作調に特色があります。
この時代は万暦帝の崩去で景徳鎮官窯が閉鎖され、民窯が生産販売の主導権を握っていました。
官窯に従事していた陶工も生計を立てる為に民窯に移り、官窯を窺わせる名品を残しました。
その殆どが天啓赤絵、古染付、祥瑞に属しています。
天啓赤絵の多くは素地と釉薬の収縮率の相違から釉薬が剥落して胎土を露しています。
まるで虫が喰ったように見えるその様子からこの現象を「虫喰」と呼びます。
口縁や角部等の釉薬が薄く掛かった所に虫喰が多く見られるのも特徴の一つです。
通常の焼物としては欠点対象にさえ成り得るものですが、
茶人はここに自然の雅味を見出して喜び、粗笨な味わいを美的効果として評価しました。