品位ある溜塗に目を奪われる菊桐蒔絵煮物椀の揃いです。箱瀬淳一氏が技術以上に大切にされているのが想いと好奇心です。自然からの恩恵、四季の移り変わり、慌ただしい毎日の中に埋もれそうになる美しさを漆芸で伝えられています。ラグジュアリーブランド「Van Cleef & Arpels」とのコラボレーションも実現されており、その活動は国内に留まりません。
⇒ Van Cleef & Arpels × 箱瀬 淳一（外部リンク）
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- 商品コード
- 240629-4
- 作者
- 箱瀬淳一
1955（昭和30）年生
- 重量
- 約 142g（1客あたり）
- 径
- 約 12.6cm（1客あたり）
- 高さ
- 約 7.7cm（1客あたり）
- 次第
- 共箱
- 状態
- 良好
未使用の良好な状態を保っています
飯、汁、向付に始まる茶懐石の中でも一番の主役とされるのが「煮物椀」です。
煮物椀を味わえば料理人や料亭の水準が分かるとも云われ、
「日本料理の花」と称されています。
蓋を開ける瞬間、
ゲストの期待と料理人の想いが交差します。
品位ある溜塗が旬の料理を引き立て、
見返しの蒔絵が季節を彩ります。
表面には桐文が描かれておりますので、
見返しの菊文と合わせて、高貴な菊桐文になります。
大切な方のおもてなしに最適です。
箱瀬淳一氏の作品は漆芸技術の誇示でなく、
使い手に寄り添いながら、
健やかな心であって欲しいという想いが籠められているようです。
箱瀬淳一 1955（昭和30）年生
箱瀬淳一は石川県輪島市に生まれました。
号を祥明といいます。
1975（昭和50）年、蒔絵師・田中勝に師事しました。
1992（平成4）年、輪島市美術展で最高賞を受賞しました。
1993（平成5）年、日本新工芸展で新工芸賞を受賞しました。
1994（平成6）年、彫刻の森美術館あすをひらく新工芸展で大賞を受賞しました。
ラグジュアリーブランド「Van Cleef & Arpels」とのコラボレーションを実現する程の実力者で、
日本の伝統文様をモチーフにした蒔絵を卓越したセンスで表現されています。