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 天平堂
Flask with Design of Tenyu(Yuki Hayama)-y1

天遊扁壺(葉山有樹)

御売却済

超絶技巧と呼ばれる細密描写に魅了される優美な扁壺です。「精神と時の部屋」と呼ぶ作業部屋に籠り、驚異的な集中力とスピードで絵付けを行います。天真爛漫な子供の姿は家内安全や子孫繁栄を願う慶祝の気持ちが表現されています。

商品コード
240307-5
作者
葉山有樹
1961(昭和36)年生
重量
1,492g
胴径
18.2×8.7cm
口径
4.3cm
高さ
24.0cm
底径
8.1×5.8cm
次第
共箱
共布
意匠解説書
状態
完品

良好な状態を保っています。

Photo Gallery

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Video

葉山有樹氏は古今東西の文様から紡ぎだした独自の物語を、
超人的な技術で緻密に表現するアーティストです。

天遊扁壺(葉山有樹)-1

唐子とは中国風の髪型や服装をした童子です。
唐子文は子に恵まれ、
家内安全や子孫繁栄の願望から成立しました。

天遊扁壺(葉山有樹)-2

高台内に「有樹」銘が記されています。

天遊扁壺(葉山有樹)-3

天遊
大人なる者は赤子の心を失わずと孟子の言葉です。
南宋の頃より天真爛漫な子供の姿を描き、
慶祝の気持ちを表現するようになりました。
古書「礼記」に遊志とあり、
志を游にすと読みます。
天遊の遊は游に通じ、
自然と一体になり、
心豊かに生きるという意味です。
しなやかな心で難局をも克服される事を願いつつ、
本作品を仕上げました。
葉山有樹

天遊扁壺(葉山有樹)-4


葉山有樹 1961(昭和36)年生

葉山有樹は佐賀県に生まれました。
1975(昭和50)年、佐賀県有田町の窯元で修業しました。
1985(昭和60)年、佐賀県武雄市山内町に「葉山有樹窯」を開窯しました。
1990(平成2)年、福岡全日空ホテルで初の個展を開催しました。
1991(平成3)年、東京アメリカンクラブで「細密画の世界 葉山有樹展」を開催しました。
ウラク(有楽町マリオン)メインギャラリーに出展しました。
1998(平成10)年、O・A・G東京ドイツ文化センターで展覧会を開催しました。
2004(平成16)年、福岡国際フォーラムで「文様の変遷」を講演しました。
2005(平成17)年、新日本教育図書より「詩想の旋律 葉山有樹作品集」を出版しました。
2007(平成19)年にスパイラルガーデン(東京)で「A Pattern Odyssey YUKI HAYAMA展」を開催しました。
「A Pattern Odyssey 文様をめぐる450万年の旅」を出版しました。
フィンランド・ヘルシンキのデザインミュージアムで「葉山有樹展 Ceramic Stories」を開催しました。
フィンランド・イッタラ社・アラビア窯のアートデパートメントで滞在作成しました。
2008(平成20)年、絵本「魚になった少女」を出版しました。
小説「神話の波紋‐玻璃と剣‐」を出版しました。
横浜山手西洋館で「日仏友好150周年記念展」を開催しました。
2009(平成21)年、ドイツ光学機器エッシェンバッハ社プロダクトに参加しました。
2010(平成22)年、文芸書「空飛ぶだんごむし」を出版しました。
2012(平成24)年、短編小説「種子集」を出版しました。
文様の根源となる古典研究を重ね、単に伝統文様として描き写すのではなく、
その文様の本来の意味や歴史を踏まえた上に独自の感性が加えられています。
前人未到といわれる比類ない細密描写で精緻を極めた圧巻の美は、
国内に留まらず海外でも高い評価を受けており、
陶芸の枠を超えたアーティストとして、絵本や小説も手掛けています。