LOADING

 天平堂
古高取藁灰釉手付水指に

古高取藁灰釉手付水指に

2022年1月16日

花:野紺菊(のこんぎく)、錨草(いかりそう)、藤袴(ふじばかま)、水引(みずひき)、紫擬(むらさきもどき)
器:古高取藁灰釉手付水指(江戸初期)

内ヶ磯窯があった直方の山中の景色を想い、
窯の近くに咲いていそうな山の中の、
足元に咲く小さな花たちを取り合わせてみました。

横川志歩 先生
Shiho Yokokawa

<Profile>
東京都生まれ。
2005(平成17)年より花人・川瀬敏郎先生に師事。
全国各地で「なげいれ 花の教室」を開講。
https://nageire.jimdofree.com/(外部リンク)

古高取藁灰釉手付水指に

古高取藁灰釉手付水指に

筑前国福岡藩黒田家の御用焼として知られる高取焼。
小堀遠州の好みを受けて創出された「遠州七窯」として茶陶が中心に焼成されました。
中でも「内ヶ磯窯」は本格的な製陶活動を展開し、
広い販路を見出しました。
特徴的な藁灰釉が全面に施され、
藩窯故に細部に至るまで丁寧さが際立っています。

天平堂 今林崇
Takashi Imabayashi

※不定期コラムの為、花の時期が一致しない事もあります。


Photography
江藤徹 先生
Akira Eto

<Profile>
福岡県生まれ。
1997(平成9)年、カリフォルニア・インターナショナル・ユニバーシティー卒業。
福岡ソフトバンクホークス、ホテルオークラ福岡、西鉄グループのオフィシャルカメラマン。