横石臥牛
Gagyu Yokoishi
横石臥牛
慶長年間(1596~1615)頃に肥前国平戸藩初代藩主・松浦鎮信(1549~1614)は、
松浦藩領内の木原山峡にある藩境検分の途次、
元祖(初代横石臥牛)の営む草庵にお立ち寄りになられました。
その時、庵の前にある小さな窯をご覧になり、
牛が伏せたような形になっていた事で「臥牛かな」と申されました。
そこから「臥牛窯」と銘々して代々が襲名するようになりました。
12代 横石臥牛 1894(明治27)年~1961(昭和36)年
12代横石臥牛は長崎県佐世保市に生まれました。
号を宗雲といいます。
1957(昭和32)年、長崎県無形文化財に認定されました。
長崎日日新聞社文化賞を受賞しました。
13代 横石臥牛 1925(大正14)年~2016(平成28)年
13代横石臥牛は12代横石臥牛の長男として長崎県佐世保市に生まれました。
本名を陞治といいます。
1939(昭和14)年、父に師事して轆轤技術や陶芸全般に亘る指導を受けました。
1942(昭和17)年、佐賀県立有田工業学校を卒業しました。
1955(昭和30)年、長崎県美術展で知事賞を受賞しました。
1961(昭和36)年、13代横石臥牛を襲名しました。
1975(昭和50)年、長崎県無形文化財に認定されました。
1982(昭和57)年、日本工芸会正会員となりました。
1984(昭和59)年、長崎県美術展審査員に就任しました。
1989(平成元)年、長崎県知事より教育功労賞を受賞しました。
1993(平成5)年、長崎県知事より長崎県民表彰(教育文化部門)を受けました。
1995(平成7)年、文部大臣より地域文化功労賞を受賞しました。
1996(平成8)年、労働大臣より卓越した技能者「現代の名工」の表彰を受けました。
長崎県知事より「優れた技能者」の表彰を受けました。
1997(平成9)年、勲五等瑞宝章を受章しました。
古い伝統技術に創意を加えた新しい感覚の優美な作風は高い評価を受けています。
14代 横石臥牛
13代横石臥牛の長男として生まれました。
本名を午郎といいます。
2014(平成26)年、14代横石臥牛を襲名しました。
15代 横石臥牛
13代横石臥牛の次男として生まれました。
本名を次郎といいます。
2020(令和2)年、15代横石臥牛を襲名しました。