利茶土ミルグリム
Mirugurim Richard
利茶土ミルグリム 1955(昭和30)年生
利茶土ミルグリムは米国に生まれました。
1977(昭和52)年、初来日して日本全国の窯元を巡りました。
1979(昭和54)年、アンティアック大学を卒業後、再度来日しました。
岩淵重哉に師事しました。
裏千家「みどり会」に入学しました。
1982(昭和57)年、12代田原陶兵衛、藤原雄に師事しました。
1983(昭和58)年、加藤光右衛門に師事しました。
1985(昭和60)年に京都府日吉町に築窯し、
裏千家15代鵬雲斎宗室より「利茶土窯」の窯名を授かりました。
リチャード・ミルグリムは茶陶を生涯の業とする「利茶土ミルグリム」となりました。
1992(平成4)年、淡交ビエンナーレ茶道美術公募展で奨励賞を受賞しました。
1993(平成5)年、新工房が完成しました。
1995(平成7)年、鵬雲斎宗室より斑釉に「白変釉」の名を授かりました。
1998(平成10)年、淡交ビエンナーレで優秀賞を受賞しました。
2000(平成12)年にアメリカ・マサチューセッツ州コンコードに住居を移し、
利茶土窯との往復が始まりました。
2004(平成16)年、コンコードの窯に鵬雲斎玄室より「今古窯」の窯名を授かりました。
現在と過去の意味を表しており、
伝統を踏まえた上で新しいスタイルを追求する姿も表しています。
桃山茶陶に傾倒して志野、織部、黄瀬戸、瀬戸黒、黒織部、朝鮮唐津、黒唐津等を発表し、
利茶土窯では日本の土、今古窯ではアメリカの土で作陶に挑んでいます。