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 天平堂
祥瑞色絵兎鳥文輪花皿(明時代)-1

祥瑞色絵兎鳥文輪花皿(明時代)

御売却済

品格と華やぎを湛える祥瑞の中でも、最高級品に数えられる色絵祥瑞の白眉です。中央には濃艶な赤地に白兎が据えられ、四方には緑彩の羽が際立つ鶴文が円窓に配され、器面を隙間なく地紋で満たしています。吉祥や長寿を示唆し、生命の歓びを象徴するかのようです。厚みのある精緻なアシンメトリーの造形には、静と動の均衡を巧みに保つ構成力があり、日本独自の美意識が息づいています。類似品が東京国立博物館、京都国立博物館、東京富士美術館等にも確認できます。

⇒ 文化遺産オンライン(東京国立博物館)
⇒ 文化遺産オンライン(京都国立博物館)
⇒ 東京富士美術館

商品コード
251214-24
時代
明時代
17世紀前半
重量
453g
口径
19.9cm
高さ
3.2cm
底径
14.5cm
次第
桐箱(印籠箱)
状態
完品
口縁にノミホツが1箇所あります

重厚かつ繊細な造形、美しい彩色、秀抜な焼き上がりが調和し、一級品の条件を満たしています。外面に極小のノミホツが1箇所ありますが、虫喰程度で無傷の範疇に収まるものです。

Photo Gallery

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明時代


祥瑞

祥瑞とは明時代末期の崇禎年間(1628-44)を中心に景徳鎮民窯で焼成された最高級磁器です。
名称の由来は器の一部に「五良大甫 呉祥瑞造」という染付銘文がある事に因み、
「呉家の五男の家の長子が造った」という解釈がされています。
小堀遠州が制作や選定に関与したとする説もあり、
茶人、武家、寺院、豪商といった高度な審美眼をもつ層に受容されました。
純良な白磁胎で肉厚に成形され、手取りはずっしりと重みがあり、堂々たる存在感を放ちます。
染付は青く冴え渡り、釉薬は澄み切った透明感を湛えます。
器面を余すところなく、吉祥文様や幾何学文様で埋め尽くす意匠に特色があり、
その作風には華やかさと端正さが同居しています。
器形には桃山茶陶の影響が見られ、水指、茶碗、茶入、香合、茶巾筒、振出等の茶道具を始め、
徳利、鉢、向付、皿、酒盃等といった高級食膳具が知られています。
茶事に祥瑞を取り合わせる事で、清潔感と気品が生まれ、陶器や色絵との調和も美しく整います。

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