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 天平堂

古染付蓮池白鷺文皿(明時代末期 / 所載品)

御売却済

蓮池白鷺文を題材とした上手の古染付です。やや厚手の鋭い造形で上質の白磁素地に染付が冴え渡っています。京都書院から発行された権威ある書籍「古染付(資料編)」に所載された現品です。

商品コード
231213-1
時代
明時代末期
17世紀前半
重量
338g
口径
20.8cm
高さ
3.5cm
底径
11.8cm
次第
桐箱(満岡忠成 識)
来歴
「古染付 資料編」、京都書院、P168、No662、所載品
状態
完品(縁に虫喰があります)

地肌や染付の発色、焼き上がりも理想的で、素晴らしい状態を保っています。

Photo Gallery

  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-1
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-2
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-3
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-4
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-5
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-6
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-7
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-8
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-9
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-10
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-11-jp
  • Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-12-jp
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-1
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-2
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-3
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-4
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-5
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-6
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-7
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-8
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-9
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-10
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-11-jp
Kosometsuke Dish with Design of Lotus and Heron(Ming Dynasty / Published Work)-12-jp

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明時代


中国において白鷺は白羽の美しさや優雅な姿が好まれ、
蓮と同じように泥中に染まらない高潔な人格の喩えとして好まれた文様です。
蓮池に鷺の文様は、「蓮=連」、「鷺=路」のように発音が通じることから、
「一路連科(続けて科挙に合格する立身出世)」を寓意し、
宋時代以降、絵画や工芸品によく表現されました。

古染付蓮池白鷺文皿(明時代末期 / 所載品)-1

縁を薄い染付で装飾する事により品位を付加しています。
虫喰も僅かで上手の作行を示します。

古染付蓮池白鷺文皿(明時代末期 / 所載品)-2

高台には砂が付着しており、
この粗笨な味わいも特徴の一つです。

古染付蓮池白鷺文皿(明時代末期 / 所載品)-3

京都書院から発行された図録の所載品です。

古染付蓮池白鷺文皿(明時代末期 / 所載品)-4


古染付

古染付とは明時代末期の天啓年間(1621~27)を中心に景徳鎮民窯で焼成された染付です。
特に日本向けの作品で遺例も日本に多いです。
新渡りと呼ばれる清時代の染付に対し、古式に属する古渡りの染付との意味合いで、
独特の様式を持つ一群が「古染付」と独立して呼ばれるようになりました。
日本の茶人からの注文品である茶陶と日用品とに大別されており、
茶陶としての古染付は日本人に親しまれた陶胎の厚さに因んでか総体に肉取りが厚いです。
明時代末期は日本の茶人が新奇な茶道具を注文焼成する風潮が盛んであった時期で、
其々に好みの茶道具が発注されました。
古染付の多くは素地と釉薬の収縮率の相違から釉薬が剥落して胎土を露しています。
まるで虫が喰ったように見えるその様子からこの現象を「虫喰」と呼びます。
口縁や角部等の釉薬が薄く掛かった所に虫喰が多く見られるのも特徴の一つです。
通常の焼物としては欠点対象にさえ成り得るものですが、
茶人はここに自然の雅味を見出して喜び、粗笨な味わいを美的効果として評価しました。

https://tenpyodo.com/dictionaries/china-ming-qing/


満岡忠成 1907(明治40)年~1994(平成6)年

満岡忠成は三重県に生まれました。
1930(昭和5)年に東京帝国大学文学部美学美術史学科を卒業し、
大和文華館に勤務した後、
1968(昭和43)年から京都市立芸術大学教授に就任しました。
1970(昭和45)年、ニューギニア・セピック美術を調査しました。
1972(昭和47)年、滴翠美術館館長に就任しました。
1974(昭和49)年、韓国の慶尚南道窯を訪れました。
1974(昭和49)年から1986(昭和61)年まで大手前女子大学教授に就任しました。
1987(昭和62)年、小山冨士夫記念賞功績褒賞を受賞しました。
東洋陶磁史を中心に研究し、
著書に『茶の古窯』、『信楽・伊賀』等が知られています。