斗出した作行を示す備前酒呑です。見込みの焦げ、表面の桟切りが見事な景色を生み出しています。奥行きが深いのびのびとした作行に中村六郎氏の真面目が発揮されています。
- 商品コード
- 221227-3
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- 作者
- 中村六郎
1914(大正3)年~2004(平成16)年
- 重量
- 101g
- 口径
- 8.4×8.2cm
- 高さ
- 3.2cm
- 底径
- 4.2cm
- 次第
- 共箱
栞
- 状態
- 完品(無傷)
未使用の良好な状態を保っています。
中村六郎 1914(大正3)年~2004(平成16)年
中村六郎は岡山県備前市伊部に生まれました。
終戦までは会社勤めをしていましたが、
1945(昭和20)年より金重陶陽に師事しました。
1961(昭和36)年、「六郎窯」を築窯して独立しました。
1986(昭和61)年、伝統工芸士に認定されました。
岡山日日新聞賞を受賞しました。
1989(平成元)年、勲七等青色桐葉章を受章しました。
こよなく酒を愛した底無しの大酒飲みとして知られており、
中村六郎の仕事の魅力は魂の自由さを感じさせるところにあります。
飲み手の心を知り尽くした飾らない人柄がそのまま作品に映し出されており、
「徳利の六郎」と呼ばれるように酒器においては他の追随を許さない第一の名手です。