古美術 天平堂

古染付兎文皿(明時代末期)

350,000

冴え渡った青色を放つ上手の古染付です。月と縁が深い兎は「ツキを呼ぶ」とし、吉祥文様として高い人気を誇っています。時代箱に「祥瑞小平鉢 壱枚」と記されており、大切に伝世されてきた様子が窺えます。

商品コード
220711-11

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時代
明時代末期
17世紀前半
重量
300g
口径
21.1cm
高さ
3.2cm
底径
12.4cm
次第
時代箱
状態
完品(無傷)

表面に僅かなくっつきがありますが、さほど気になる範囲ではないかと思います。地肌や染付の発色、焼き上がりも秀抜です。


年表(明時代)


古染付

古染付とは明時代末期の天啓年間(1621~27)を中心に景徳鎮民窯で焼成された染付です。
特に日本向けの作品で遺例も日本に多いです。
新渡りと呼ばれる清時代の染付に対し、古式に属する古渡りの染付との意味合いで、
独特の様式を持つ一群が「古染付」と独立して呼ばれるようになりました。
日本の茶人からの注文品である茶陶と日用品とに大別されており、
茶陶としての古染付は日本人に親しまれた陶胎の厚さに因んでか総体に肉取りが厚いです。
明時代末期頃は日本の茶人が新奇な茶道具を注文焼成させる風潮が盛んであった時期で、
其々に好みの茶道具が発注されました。
古染付の多くは素地と釉薬の収縮率の相違から釉薬が剥落して胎土を露しています。
まるで虫が喰ったように見えるその様子からこの現象を「虫喰」と呼びます。
口縁や角部等の釉薬が薄く掛かった所に虫喰が多く見られるのも特徴の一つです。
通常の焼物としては欠点対象にさえ成り得るものですが、
茶人はここに自然の雅味を見出して喜び、粗笨な味わいを美的効果として評価しました。