古美術 天平堂

時代蒔絵琴形硯箱(明治時代)

御売却済

贅の極みを尽くした超絶技巧の蒔絵硯箱です。琴の杢目を平蒔絵で表現し、弦は銀線が埋め込まれています。金銀の高蒔絵、截金、梨地粉を効果的に用い、採算を度外視した至高の技術に圧倒されます。銀製の水滴まで鼓形を模った拘りも見所です。優雅な音色が聴こえてくるような、他の作品とは一線を画す、特別作品です。

商品コード
211213-1

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時代
明治時代
19世紀
重量
312g
21.9×10.1cm
高さ
4.1cm
次第
塗箱
状態
完品(無傷)

一切痛みがない最高の状態を保っています。


蒔絵

蒔絵とは漆器の表面に漆で絵文様等を描き、
乾かない間に金銀粉を蒔いては研ぎを繰り返して器面に定着させる漆芸技法です。
中国の戦国時代(紀元前403~紀元前221年)の遺跡からも発掘品が確認されており、
日本では奈良時代に創案されたと伝えられ、
平安時代に貴族社会の調度品や寺院内の装飾として発達を遂げました。
平安後期には螺鈿を併用する技法が盛んとなり、
鎌倉時代には平蒔絵や高蒔絵の技法が新たに生まれて基本的技法がほぼ完成します。
室町時代には研出蒔絵が生まれて高度に洗練され、
桃山時代には自由な意匠とシンプルな技法の大胆な表現で人気を博します。
江戸時代には繊細で絢爛な作品が西欧貴族の調度品として愛用され、
明治時代には意匠性の高い美術工芸品として芸術性を深めていきます。
各時代の上層階級の人々は生活用具を蒔絵で彩り、日常をより豊かなものとしていました。
蒔絵は「平蒔絵」、「高蒔絵」、「研出蒔絵」と大きく分類され、
螺鈿や截金等の技法が併用される事で作風に幅を魅せています。