古染付山水文割山椒小鉢(明時代末期)

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日本の茶人より懐石具(向付)として注文された茶陶の古染付です。実りの秋を連想させる器ですが、寄向付として料理によって季節を合わせても良いかと思います。肉厚の温もりが感じられる造形で火入れとしても重宝できます。滴翠美術館に類似品が確認できます。

御売却済

時代明時代末期
17世紀前半
状態完品(縁に虫喰があります)
重量376g
口径15.4×13.9cm
高さ7.2cm
次第桐箱
類似品『古染付 資料編』、京都書院、P99,図376~377.
商品コード: 200823-15 商品カテゴリー:

説明

古染付

古染付とは明時代末期の天啓年間(1621~27)を中心に景徳鎮民窯で焼成された染付です。
特に日本向けの作品で遺例も日本に多いです。
新渡りと呼ばれる清時代の染付に対し、古式に属する古渡りの染付との意味合いで、
独特の様式を持つ一群が「古染付」と独立して呼ばれるようになりました。
日本の茶人からの注文品である茶陶と日用品とに大別されており、
茶陶としての古染付は日本人に親しまれた陶胎の厚さに因んでか総体に肉取りが厚いです。
明時代末期頃は日本の茶人が新奇な茶道具を注文焼成させる風潮が盛んであった時期で、
其々に好みの茶道具が発注されました。
古染付の多くは素地と釉薬の収縮率の相違から釉薬が剥落して胎土を露しています。
まるで虫が喰ったように見えるその様子からこの現象を「虫喰」と呼びます。
口縁や角部等の釉薬が薄く掛かった所に虫喰が多く見られるのも特徴の一つです。
通常の焼物としては欠点対象にさえ成り得るものですが、
茶人はここに自然の雅味を見出して喜び、粗笨な味わいを美的効果として評価しました。

明年表

割山椒

割山椒とは口縁が外に向かって緩く開き、
口縁から胴に向かって三方から深くV字状に切り込んだ形状で、
山椒の実が爆ぜたようである事に由来します。