古染付洲浜形向付(明時代末期)

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日本の茶人より懐石具(向付)として注文された茶陶の古染付です。珍しい吉祥の洲浜形で見込みも深い事から火入としても重宝できます。

御売却済

時代明時代末期
17世紀前半
状態完品(縁に虫喰があります)
口径14.1×13.8cm
高さ9.0cm
底径6.7cm
次第時代箱(桐箱)
商品コード: 200225-1 商品カテゴリー:

説明

古染付

 古染付とは明時代末期の天啓年間(1621~27)を中心に景徳鎮民窯で焼成された染付です。
特に日本向けの作品で遺例も日本に多いです。
新渡りと呼ばれる清時代の染付に対し、古式に属する古渡りの染付との意味合いで、
独特の様式を持つ一群が「古染付」と独立して呼ばれるようになりました。
日本の茶人からの注文品である茶陶と日用品とに大別されており、
茶陶としての古染付は日本人に親しまれた陶胎の厚さに因んでか総体に肉取りが厚いです。
明時代末期頃は日本の茶人が新奇な茶道具を注文焼成させる風潮が盛んであった時期で、
其々に好みの茶道具が発注されました。
古染付の多くは素地と釉薬の収縮率の相違から釉薬が剥落して胎土を露しています。
まるで虫が喰ったように見えるその様子からこの現象を「虫喰」と呼びます。
口縁や角部等の釉薬が薄く掛かった所に虫喰が多く見られるのも特徴の一つです。
通常の焼物としては欠点対象にさえ成り得るものですが、
茶人はここに自然の雅味を見出して喜び、粗笨な味わいを美的効果として評価しました。

明年表

洲浜形

 洲浜形とは洲(土砂が堆積して陸地のようになり水面上に現れた場所)が、
波打ち際に入り組んでいる浜辺を表現した器形です。
この器形に蓬莱山等を設けた台は「洲浜台」といって宴席の飾りや祝儀の島台とされます。
焼物では本来の洲浜台のような複雑な器形ではなく、
単純化された三つ輪の組み合わせや一辺を直線にして三つの山形とする器形が主です。