団扇自画賛(表千家13代 即中斎宗左)

¥500,000

涼やかな風がそっと薫る即中斎宗匠の最晩年作品です。御家元好みの表装を12代奥村吉兵衛、軸先は16代永樂善五郎(即全)が視覚から涼感を添えています。

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作者表千家13代 即中斎宗左
1901(明治34)年~1979(昭和54)年
状態良好です
本紙サイズ38.0×58.8cm
軸装サイズ126.0×61.5cm
次第軸装、共箱
表具:12代 奥村吉兵衛
軸先:16代 永樂善五郎
商品コード: 190730-4 商品カテゴリー: ,

説明

表千家13代 即中斎宗左 1901(明治34)年~1979(昭和54)年

 表千家13代即中斎宗左は表千家12代惺斎宗左の次男として生まれました。
名を覚二郎(後に宗左)、号を即中斎・無尽・清友軒といいます。
父が亡くなる前年に兄・不言斎宗員が急逝した為、
1937(昭和12)年に表千家13代家元を襲名しました。
1940(昭和15)年、利休三百五十回忌を営みました。
1941(昭和16)年に太平洋戦争が勃発して茶道界も低迷を極めましたが、
戦後の混乱期にあっても余念なく家元の古格や伝統を保持する事に尽力しました。
社団法人表千家同門会や財団法人不審菴を設立して、
現代における茶道普及・伝統保持という組織機構の基礎を築き上げました。
機関誌『同門』を発行しており、
編著書に『即中茶記』、『表千家』、『元伯宗旦文書』、『千里同風』等が知られています。

12代 奥村吉兵衛 1934(昭和9)年生

 12代奥村吉兵衛は11代奥村吉兵衛の長男として京都に生まれました。
1956(昭和31)年頃より家業に従事しました。
1986(昭和61)年、12代奥村吉兵衛を襲名しました。

16代 永樂善五郎(即全) 1917(大正6)年~1998(平成10)年

 16代永樂善五郎は15代永樂善五郎(正全)の長男として京都に生まれました。
名を茂一、通称を善五郎、号を即全といいます。
1930(昭和5)年に京都市立美術工芸学校に入学しましたが、
1932(昭和7)年の父の死去に伴って、
1933(昭和8)年に退学しました。
1935(昭和10)年、16代永樂善五郎を襲名しました。
1936(昭和11)年に三井高棟の大磯城山荘内に城山窯を築窯し、
1945(昭和20)年まで作陶に出向きました。
1958(昭和33)年、源氏物語五四帖に因んだ連作を発表しました。
これは1952(昭和27)年に京都大学文学部・吉沢義則の講義を受けた事によります。
1960(昭和35)年、京都伝統陶芸家協会の結成に参加して会長に就任しました。
1971(昭和46)年、表千家13代即中斎宗匠より「陶然軒」の席号を授かりました。
1983(昭和58)年、京都府文化功労賞を受賞しました。
1985(昭和60)年、文部省より地域文化功労者として表彰を受けました。
1986(昭和61)年、京都市文化功労者として表彰を受けました。
1990(平成2)年、勲五等瑞宝章を受章しました。
1992(平成4)年、京都府文化賞特別功労賞を受賞しました。
1998(平成10)年、長男・紘一に家督を譲って隠居し、「即全」と号しました。
千家十職による千松会等を開催し、茶陶界において精力的に活動しました。
作品は染付、色絵、金襴手、交趾、祥瑞等、華麗で伝統的な茶陶を中心としました。
源氏物語を題材とした源氏物語五四帖の茶陶は即全の壮年期を代表する仕事であり、
文学の世界を陶芸に融合させた作品として特筆すべきものです。