呉須赤絵鳳凰文皿

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陶工の無心な筆捌きにより、花は命を得て鳳凰が動き出すかのような楽園を連想させます。特筆すべきは呉須赤絵では極めて稀な金彩を使用している点で、赤色の中に微細な残金を確認する事ができます。

御売却済

時代明時代末期(17世紀前半)
状態縁にホツがあります
(虫喰の範疇です)
口径21.9cm
高さ4.6cm
底径11.8cm
次第時代箱
商品コード: 180927-4 商品カテゴリー:

説明

呉須赤絵

 呉須赤絵とは明時代後期~末期を中心に福建省南部の漳州窯で焼成された色絵磁器です。
その様式は景徳鎮民窯の古赤絵や金襴手の系譜を引いており、
そこから展開されたものと捉えられています。
基本的に染付は下地に用いられずに乳白色の失透釉が内外に厚く施されています。
上絵付けは赤色を基調に緑や青色が加えられ、
自由放胆で荒々しいまでの伸び伸びとした描写には一種の風格さえ感じられます。
焼き上がりは全体的にボテボテとした甘い作品が多く目立ちます。
鉄分が強い粒子の大きな砂を匣鉢の中に敷いて器物を焼成していた為、
底部に砂が付着しているのも特色の一つです。
文様が表現された構図には日本語の「天下一」の文字銘やアラビア文字を描いた例もあり、
東南アジアから日本を主商圏としていた背景が窺えます。

明年表

絵文様の解説

 鳳凰は梧桐(青桐)に宿り、竹の実を食べ、醴泉水を飲むという想像上の霊鳥です。
古来中国では麒麟、霊亀、応竜と共に「四霊(四瑞)」の一つとして尊崇されました。
聖天子出生の瑞兆として出現すると伝えられており、
体は前半身が麒麟、後半身は鹿、頸は蛇、尾は魚、背は亀、頷は燕、嘴は鶏に似て、
羽は孔雀のように五色絢爛で声は五音にかなって気高いとされます。
「鳳」は雄、「凰」は雌を指し、中国で龍は皇帝、鳳凰は皇后の象徴としても知られています。
桐、竹、牡丹等と共に描かれる事が多いです。