秋草蒔絵硯箱

¥600,000

これだけ小さな箱に完璧ともいえる超絶技巧を示すのは至難の業であり、落ち着いた漆黒地に研ぎ出し、金高蒔絵、梨地粉、截金、南鐐等を駆使し、採算を度外視した最高峰の蒔絵技術が展開されています。

在庫あり

時代明治時代(19世紀)
状態完品
11.6×10.0cm
高さ2.0cm
次第時代箱(桐箱)
商品コード: 180804-3 商品カテゴリー:

説明

蒔絵

 蒔絵とは漆器の表面に漆で絵文様等を描き、
乾かない間に金銀粉を蒔いては研ぎを繰り返して器面に定着させる漆芸技法です。
中国の戦国時代(紀元前403~紀元前221年)の遺跡からも発掘品が確認されており、
日本では奈良時代に創案されたと伝えられ、
平安時代に貴族社会の調度品や寺院内の装飾として発達を遂げました。
平安後期には螺鈿を併用する技法が盛んとなり、
鎌倉時代には平蒔絵や高蒔絵の技法が新たに生まれて基本的技法がほぼ完成します。
室町時代には研出蒔絵が生まれて高度に洗練され、
桃山時代には自由な意匠とシンプルな技法の大胆な表現で人気を博します。
江戸時代には繊細で絢爛な作品が西欧貴族の調度品として愛用され、
明治時代には意匠性の高い美術工芸品として芸術性を深めていきます。
各時代の上層階級の人々は生活用具を蒔絵で彩り、日常をより豊かなものとしていました。