古九谷様式色絵鶴文皿

¥80,000

余白を活かして鶴文が彩られた色絵古九谷です。触れると切れそうな程の鋭く厳しい造形は裏文様が透き通って見えるまでの超絶技巧といえます。筆致にも一切の妥協がなく、この時代における一つの到達点を示す技術が集約されています。

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時代Edo period(Middle of the 17th century)
状態完品
一部に煙が入っています
口径14.9cm
高さ2.8cm
底径9.1cm
次第桐箱
SKU: 181124-1 Category:

Description

古九谷様式

 古九谷様式とは江戸前期に肥前有田で焼成された伊万里焼の様式です。
1640~50年代になると染付を中心とした伊万里焼に色絵技法が導入され、
この目覚しい技術革新で初期伊万里が新たに発展した古九谷様式へと変貌を遂げました。
中国の模倣に始まった色絵磁器が日本独自の展開を見せ、
茶人好みの作品も多く造られました。
絵付けが格段に良くなった作品も見られるようになり絵師の参加も窺えます。
在銘作品も飛躍的に増え、「角福」、「誉」等の様々な銘款が用いられました。
皿類の高台幅が広くなった事から焼成中に高台内の底部が垂れるのを防ぐ為、
磁胎と同じ材質で作られたハリという円錐状の支えを付ける手法が普及します。
色絵古九谷は欧州人の好みに不向きであった為か殆ど輸出されておらず、
国内の需要に応じて制作されたと推測されています。
古九谷様式も後半期には柿右衛門様式を思わせるような薄造りとなり、
絵文様も細密化していきます。

肥前年表(古九谷様式)

絵文様の解説

 鶴は古くから亀と共に長寿の象徴とされ、吉祥の鳥として尊ばれました。
沼地、平野、海浜等に群棲して地上で営巣・産卵します。
雌雄共に行動して一生を添い遂げる事から夫婦円満の象徴でもあります。
松の小枝をくわえた「松喰鶴」、雲と共に描かれた「雲鶴」等も意匠として広く用いられています。