古染付吹墨皿の買取 古美術天平堂

古染付吹墨月兎文八角皿

時代 明時代末期
17世紀
状態・詳細 完品
口径 15.9cm
(最長:16.5cm)
高さ 2.5cm
底径 10.9cm
商品番号 a2597
価格 ¥300,000
在庫:
数量:

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古美術 天平堂

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月兎文を題材とした厚手に属する古染付の逸品です。
梅樹下に佇んで月を仰ぎ眺める兎を吹墨技法で表現しており、
型紙で白抜きした見込みの正円が夜(吹墨)に輝く満月を見立てているかのようです。
兎は月と共に描かれて不老不死や再生の象徴として古くから中国で愛好されてきました。
鑑賞用として皿立てに飾る分には問題ありませんが、
底部が高台よりも下に垂れておりますので、
平面に置くとややがたつきがあります。
民窯の古染付故に許容範囲かと思われます。

古染付や初期伊万里に代表される散点文の装飾技法 「吹墨」

吹墨とは呉須を霧吹き状に吹き掛ける装飾技法です。
明時代末期の古染付が起源とされ、
初期伊万里も影響を強く受けて使用されました。
13代今泉今右衛門さんも吹墨の技法を鍋島の世界に取り入れ、
更に「薄墨」、「吹重ね」へと発展させました。

茶人の美意識を刺激する闊達な風情 「古染付」

古染付とは明時代末期の天啓年間(1621〜27)を中心に景徳鎮民窯で焼成された染付です。
特に日本向けの作品で遺例も日本に多いです。
新渡りと呼ばれる清時代の染付に対し、
古式に属する古渡りの染付との意味合いで、
独特の様式を持つ一群が「古染付」と独立して呼ばれるようになりました。
日本の茶人からの注文品である茶陶と日用品とに大別されており、
茶陶としての古染付は日本人に親しまれた陶胎の厚さに因んでか総体に肉取りが厚いです。
明時代末期頃は日本の茶人が新奇な茶道具を注文焼成させる風潮が盛んであった時期で、
其々に好みの茶道具が発注されました。
古染付の多くは素地と釉薬の収縮率の相違から釉薬が剥落して胎土を露しています。
まるで虫が喰ったように見えるその様子からこの現象を「虫喰」と呼びます。
口縁や角部等の釉薬が薄く掛かった所に虫喰が多く見られるのも特徴の一つです。
通常の焼物としては欠点対象にさえ成り得るものですが、
茶人はここに自然の雅味を見出して喜び、
粗笨な味わいを美的効果として評価しました。

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