献上古伊万里(準型物)鉢の買取 古美術天平堂

献上古伊万里色絵鳳凰文鉢

時代 江戸中期
17〜18世紀
状態・詳細 完品
口径 20.4cm
高さ 6cm
底径 12.4cm
類似品 『古伊万里』、原色愛蔵版、日本の陶磁8、中央公論社、P90,No140.
商品番号 a2032
価格 ¥300,000
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型物に準ずる「準型」として位置付けされる献上古伊万里の逸品です。
繊細な神経が器の隅々にまで行き届いており、
大名や豪商の間で茶道具の菓子鉢として珍重されてきました。

異国趣味をかきたてる優麗華美な装飾磁器 「古伊万里」

古伊万里とは江戸中期に肥前有田で焼成された磁器です。
型物に代表される国内向けの作品も知られていますが、
異国趣味をかきたてる様々な品種の輸出作品を主体としていました。
景徳鎮磁器に代わって有田磁器が世界市場を確保すると、
品質の高い作品を量産できるよう熟練した職人による分業体制が確立されました。
染付に色絵と金彩を多用して絢爛の限りを尽くした「金襴手」は古伊万里の主体を成し、
元禄年間(1688〜1704)の繁栄を示すが如く優麗華美な世界を展開しました。
元来は明時代後期の嘉靖年間(1522〜66)に景徳鎮民窯が完成させた装飾技法として知られ、
金箔を貼って焼き付けるという華麗な精作です。
王侯貴族間では宮殿室内を磁器で装飾する「磁器の間:porcelain room」が、
権力や富の象徴として流行しました。
欧州に齎された磁器は棚や壁に飾る美術品であると共に接客用の室内調度品でもある為、
使用によって色絵や金彩が擦れた作品も多く見られます。
「オールド・イマリ」、「オールド・ジャパン」、「イマリヤキ」という呼称は、
現在も国内外の愛陶家・蒐集家に交わされる肥前磁器の愛称です。

最高品質の古伊万里 「型物・献上古伊万里」

濃艶な配色に金襴手を主とした最上級の古伊万里を型物や献上古伊万里と呼びます。
型物とは型で成形された器という意味ではなく、
一定の高い水準に位置する名品を指します。
純然に将軍家や諸大名に献上する用途として焼成された訳ではありませんが、
それ程に高級で日常における実用品ではないという意味が込められています。
大量生産された輸出古伊万里とは異なる逸品制作的な性格を持ち合わせており、
国内需要向けの大名や豪商を中心とする購買層を狙った作品です。
細密入念な構図で多くが文様的意匠によって構成されています。
五艘船、琴高仙人、荒磯、赤玉雲龍、寿字、宝尽、姫皿、弓破魔等が著名で、
コレクションや茶の湯の菓子鉢として今日に至るまで珍重されています。
最盛期の元禄時代を過ぎても型物のスタイルは伊万里の主要な生産品目になりました。

肥前年表(古伊万里)

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